四柱推命とはー命式の仕組みと陰陽五行の基礎

四柱推命とは

四柱推命は、生まれた年・月・日・時をもとに命式を作り、その人の資質や運勢の流れを読み解く占いです。

陰陽五行や干支といった東洋の考え方を土台にしながら、生まれ持った性質や仕事、人間関係、財運、時期ごとの運勢などを見ていきます。

この記事では、四柱推命で使われる四柱や八字、陰陽五行、十干、通変星、大運や年運など、基本となる仕組みをお話しします。

目次

四柱推命はどんな占いか

四柱推命は、生年月日と出生時刻と出生地をもとに、その人の生まれ持った資質や運勢を読み解く命術の一つです。

生まれた瞬間の情報から命式を作り、その中にある陰陽や五行、干支などの関係を見ていきます。

性格や資質だけでなく、仕事やお金、人間関係、結婚など、生活に関わるさまざまなテーマを見るためにも使われます。

また、生まれたときの命式だけでなく、時間とともに巡ってくる運気を重ねることで、人生の流れや時期ごとの運勢も読み解きます。

四柱推命には多くの流派があり、どの要素を重視するか、どの法則を採用するか、どのように判断するかには違いがあります。

四柱とは年・月・日・時の四つの柱

四柱推命という名前にある四柱とは、生まれた年・月・日・時を表す四つの柱のことです。

それぞれを年柱(ねんちゅう)、月柱(げっちゅう)、日柱(にっちゅう)、時柱(じちゅう)と呼びます。

それぞれの柱には、天干と地支からなる干支が一つずつ入ります。

一つの柱が二文字で表されるため、四つの柱を合わせると全部で八文字になります。

この八文字は八字とも呼ばれ、四柱推命では、この八字を中心に命式を作ります。

命式には、生まれ持った資質や人との関わり方、運勢などを読み解くためのさまざまな要素が含まれています。

年柱・月柱・日柱・時柱から命式を作り、陰陽五行、十干、通変星、大運・年運などを通して資質や運勢を読み解く四柱推命の全体像を示す図解

四柱推命の土台となる陰陽五行

四柱推命の基本にあるのが、陰陽五行という考え方です。

陰陽では、物事を陰と陽という二つの性質から捉えます。

陰と陽は、どちらかがよく、どちらかが悪いというものではありません。

内へ向かう性質と外へ向かう性質、静かなものと動的なものというように、それぞれ異なる特徴を持っています。

五行では、自然や物事を木・火・土・金・水という五つの性質に分けて考えます。

木は成長や伸びる力、火は熱や広がる力、土は安定や育てる力、金は整理や判断する力、水は流れや柔軟さなどと結びつけて捉えられます。

五行には、お互いを生み育てる「相生」(そうじょう)と、お互いを抑える「相剋」(そうこく)という関係があります。

木から火、火から土、土から金、金から水、水から木へと巡るのが相生です。

一方の相剋では、木が土を抑え、土が水を抑えるというように、それぞれの力を制する関係を見ます。

相生と相剋

四柱推命では、五行がどのように配置され、どのような関係を作っているかも、命式を読むための大切な手がかりになります。

十干と十二支から命式を読み解く

命式を構成する基本的な要素が、十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)です。

十干は、木・火・土・金・水という五行に陰陽を組み合わせた十種類の性質です。

十干には、次の十種類があります。

  • 甲(きのえ)
  • 乙 (きのと)
  • 丙 (ひのえ)
  • 丁 (ひのと)
  • 戊 (つちのえ)
  • 己 (つちのと)
  • 庚 (かのえ)
  • 辛 (かのと)
  • 壬 (みずのえ)
  • 癸 (みずのと)

たとえば、同じ木でも、陽の木である甲と、陰の木である乙では、表す性質が異なります。

甲は大樹、乙は草花というように、自然の姿に重ねてイメージされることもあります。

十二支は、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二種類です。

四柱推命では、十干と十二支の組み合わせである干支を使って、年・月・日・時を表します。

日干は自分自身を見る基準になる

四つの柱のうち、生まれた日の柱を日柱と呼びます。

その日柱の天干にあたるものが日干(にっかん)です。

四柱推命では、この日干をその人自身を見るための基準として使います。

日干が甲であれば甲、癸であれば癸というように、自分自身を表す基本的な性質として見ていきます。

ただし、四柱推命では日干だけでその人の性格を決めるわけではありません。

命式全体の五行や干支、ほかの要素との関係を組み合わせながら、その人の資質を読み解いていきます。

通変星から資質や行動の傾向を見る

四柱推命では、日干と命式のほかの干との関係から、通変星(つうへんせい)と呼ばれる要素を見ます。

通変星は、その人の価値観や行動の傾向、物事への向き合い方などを読み解く手がかりになります。

通変星には、次の十種類があります。

  • 比肩(ひけん)
  • 劫財(ごうざい)
  • 食神(しょくじん)
  • 傷官(しょうかん)
  • 偏財(へんざい)
  • 正財(せいざい)
  • 偏官(へんかん)
  • 正官(せいかん)
  • 偏印(へんいん)
  • 印綬(いんじゅ)

これらは、自分自身、表現、お金や人との関わり、社会的な役割、知識や支援など、さまざまなテーマと関係しています。

実際の鑑定では、一つの通変星だけを見るのではなく、命式の中にどのように現れているかをほかの要素と合わせて読み解きます。

命式にはさまざまな関係や法則がある

四柱推命では、命式に並んだ一つ一つの文字だけでなく、干や支がお互いにどのような関係を作っているかも見ます。

そこで使われる言葉には、干合(かんごう)、支合(しごう)、方合(ほうごう)、三合(さんごう)、冲(ちゅう)、空亡(くうぼう)、天戦地冲(てんせんちちゅう)、天地徳合(てんちとくごう)などがあります。

こうした関係や法則が命式や巡ってくる運気の中でどのように現れるかを見ながら、資質や出来事、時期の特徴などを読み解いていきます。

ただし、どの法則を使うか、どのように解釈するかは流派によって異なる場合があります。

四柱推命の鑑定を受けたときにこうした言葉が出てきたら、命式の中にある関係を表す用語の一つだと知っておくと、説明を理解しやすくなります。

大運と年運から時期の流れを見る

四柱推命では、生まれたときの命式だけでなく、時間とともに変化する運勢も見ていきます。

代表的なものが、大運(たいうん)と年運(ねんうん)です。

大運は、おおむね十年単位で巡る長期的な運気の流れを見るために使います。

年運は、一年ごとに巡る運気を見るために使います。

命式に、大運や年運として巡ってくる干支を重ねながら、その時期にどのようなテーマが表れやすいかを読み解きます。

同じ命式を持つ人でも、年齢や時期によって巡ってくる運気が変わるため、四柱推命では生まれ持った資質と時間の流れの両方を見ることができます。

四柱推命は自然の巡りから人と時間を見る占い

四柱推命では、陰陽、木・火・土・金・水の五行、十干や十二支、通変星、そして時間とともに巡る大運や年運などを組み合わせて読み解きます。

それぞれの要素を単独で見るのではなく、命式の中でどのような関係を作っているかを見るところに、四柱推命の特徴があります。

自然には季節があり、物事には成長したり、広がったり、落ち着いたりする流れがあります。

四柱推命も、そうした自然の巡りを人の資質や人生の時間に重ねながら見ていく占いです。

専門用語は多いですが、まずは四つの柱から命式を作り、陰陽五行や干支をもとに人と運勢を見ていく占いだと知っておくと、全体像をつかみやすくなるでしょう。

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