タロットの小アルカナ56枚の意味一覧ー正位置と占星術や数字の対応

タロットの小アルカナ56枚の意味一覧

タロットカード78枚のうち、小アルカナは日常の出来事や感情、考え方、人間関係などを細かく表す56枚のカードです。

ワンド、カップ、ソード、ペンタクルという四つのスートがあり、それぞれエースから10までの数札と、4枚のコートカードで構成されています。

この記事では、ライダー・ウェイト・スミス版をもとに、小アルカナ56枚の正位置の基本的な意味と、数字や占星術、元素との対応を一覧で紹介します。

目次

小アルカナは四つのスートに分かれる

小アルカナの56枚は、ワンド、カップ、ソード、ペンタクルという四つのスートに分かれています。

それぞれのスートには異なる元素とテーマが割り当てられています。

  • ワンドは火の元素に対応し、行動、意欲、情熱、創造性などを表します。
  • カップは水の元素に対応し、感情、愛情、人とのつながり、受け取ることなどを表します。
  • ソードは風の元素に対応し、思考、判断、言葉、葛藤などを表します。
  • ペンタクルは地の元素に対応し、お金、仕事、暮らし、身体など、形のあるものを表します。
小アルカナ56枚を構成するワンド・カップ・ソード・ペンタクルと、火・水・風・地の四元素、各スートの主なテーマを示す図解

各スートには、エースから10までの数札が10枚と、ペイジ、ナイト、クイーン、キングという4枚のコートカードがあります。

数札は物事の流れや段階を表し、コートカードは人物、性質、役割、行動のあり方などを表します。

ワンド14枚の意味

ワンドは火の元素に対応し、行動、意欲、情熱、挑戦、創造性などに関わるスートです。

  • ワンドのエース:新しい意欲やひらめきが生まれ、何かを始めようとするエネルギーが高まることを表します|数字:1|元素:火。
  • ワンドの2:将来の可能性を見渡しながら、次の行動や進む方向を考えることを表します|数字:2|占星術:火星・牡羊座。
  • ワンドの3:始めたことが広がり、先を見通しながら成果や展開を待つことを表します|数字:3|占星術:太陽・牡羊座。
  • ワンドの4:安定した場所で喜びを分かち合い、達成や節目を祝うことを表します|数字:4|占星術:金星・牡羊座。
  • ワンドの5:複数の意見や力がぶつかり、競争や試行錯誤が起こることを表します|数字:5|占星術:土星・獅子座。
  • ワンドの6:努力が認められ、自信や周囲からの評価を得ることを表します|数字:6|占星術:木星・獅子座。
  • ワンドの7:自分の立場や信念を守るために、粘り強く向き合うことを表します|数字:7|占星術:火星・獅子座。
  • ワンドの8:物事が急速に動き、知らせや展開が次々と訪れることを表します|数字:8|占星術:水星・射手座。
  • ワンドの9:これまでの経験を生かし、警戒しながら最後まで持ちこたえることを表します|数字:9|占星術:月・射手座。
  • ワンドの10:多くの責任や仕事を抱え、負担を感じながらも役割を果たそうとすることを表します|数字:10|占星術:土星・射手座。
  • ワンドのペイジ:新しいことへの好奇心や意欲が芽生え、可能性を試そうとする姿勢を表します|人物札:ペイジ|元素:地の中の火。
  • ワンドのナイト:情熱のままに素早く行動し、挑戦や冒険へ向かう勢いを表します|人物札:ナイト|元素:風の中の火。
  • ワンドのクイーン:自分らしい魅力と自信を持ち、周囲を明るく励ます力を表します|人物札:クイーン|元素:水の中の火。
  • ワンドのキング:明確なビジョンと行動力を持ち、人を導きながら物事を実現する力を表します|人物札:キング|元素:火の中の火。

カップ14枚の意味

カップは水の元素に対応し、感情、愛情、人間関係、共感、心の満足などに関わるスートです。

  • カップのエース:心が開かれ、新しい愛情や喜び、感情の豊かさが生まれることを表します|数字:1|元素:水。
  • カップの2:二人の気持ちが通じ合い、信頼や協力関係が結ばれることを表します|数字:2|占星術:金星・蟹座。
  • カップの3:仲間と喜びを分かち合い、交流や祝福を楽しむことを表します|数字:3|占星術:水星・蟹座。
  • カップの4:目の前のものに満足できず、気持ちが内側へ向かっている状態を表します|数字:4|占星術:月・蟹座。
  • カップの5:失ったものへの悲しみや後悔が強く、残されているものに気づきにくい状態を表します|数字:5|占星術:火星・蠍座。
  • カップの6:過去の思い出や懐かしい人とのつながり、素直な親切心を表します|数字:6|占星術:太陽・蠍座。
  • カップの7:多くの選択肢や理想が広がる一方で、迷いや幻想が生まれることを表します|数字:7|占星術:金星・蠍座。
  • カップの8:これまで大切にしてきたものから離れ、より深い意味や満足を求めて進むことを表します|数字:8|占星術:土星・魚座。
  • カップの9:望んでいたものを得て、満足感や喜びを味わうことを表します|数字:9|占星術:木星・魚座。
  • カップの10:愛情や信頼に満たされ、家族や身近な人との調和を感じることを表します|数字:10|占星術:火星・魚座。
  • カップのペイジ:繊細な感受性や素直な好意が芽生え、心に響く知らせを受け取ることを表します|人物札:ペイジ|元素:地の中の水。
  • カップのナイト:理想や好意を胸に抱き、優しい申し出や感情を相手へ届けることを表します|人物札:ナイト|元素:風の中の水。
  • カップのクイーン:相手の気持ちを深く受け止め、共感や思いやりを持って寄り添うことを表します|人物札:クイーン|元素:水の中の水。
  • カップのキング:感情に流されず、思いやりと落ち着きを持って人に接することを表します|人物札:キング|元素:火の中の水。

ソード14枚の意味

ソードは風の元素に対応し、思考、判断、言葉、情報、決断、葛藤などに関わるスートです。

  • ソードのエース:物事の本質が明らかになり、明確な考えや決断が生まれることを表します|数字:1|元素:風。
  • ソードの2:二つの選択肢の間で迷い、結論を出せずに均衡を保っている状態を表します|数字:2|占星術:月・天秤座。
  • ソードの3:悲しみや失望、別れなどによって、心が傷つく経験を表します|数字:3|占星術:土星・天秤座。
  • ソードの4:動きを止めて休息を取り、心身や考えを整える必要があることを表します|数字:4|占星術:木星・天秤座。
  • ソードの5:争いに勝っても傷やわだかまりが残り、勝敗の意味を考える状況を表します|数字:5|占星術:金星・水瓶座。
  • ソードの6:困難な状況から離れ、落ち着きを取り戻せる場所へ移っていくことを表します|数字:6|占星術:水星・水瓶座。
  • ソードの7:正面からぶつからず、知恵や工夫を使って目的を達成しようとすることを表します|数字:7|占星術:月・水瓶座。
  • ソードの8:できないという思いに縛られ、身動きが取れないように感じる状態を表します|数字:8|占星術:木星・双子座。
  • ソードの9:心配や不安が頭から離れず、精神的な負担が大きくなっていることを表します|数字:9|占星術:火星・双子座。
  • ソードの10:苦しい状況が限界や終わりを迎え、次の段階へ移る境目にあることを表します|数字:10|占星術:太陽・双子座。
  • ソードのペイジ:知りたいという気持ちが強まり、周囲の情報や動きを注意深く観察することを表します|人物札:ペイジ|元素:地の中の風。
  • ソードのナイト:自分の考えをもとに素早く行動し、ためらわずに前進する勢いを表します|人物札:ナイト|元素:風の中の風。
  • ソードのクイーン:感情に流されず、経験と知性を使って本質を見極めることを表します|人物札:クイーン|元素:水の中の風。
  • ソードのキング:論理と公平さを重視し、責任を持って判断や決定を下すことを表します|人物札:キング|元素:火の中の風。

ペンタクル14枚の意味

ペンタクルは地の元素に対応し、お金、仕事、技術、身体、健康、生活基盤などに関わるスートです。

  • ペンタクルのエース:仕事やお金、暮らしに関わる新しい機会が生まれ、現実的な一歩を踏み出すことを表します|数字:1|元素:地。
  • ペンタクルの2:複数の用事や役割を調整し、変化に合わせて柔軟に対応することを表します|数字:2|占星術:木星・山羊座。
  • ペンタクルの3:それぞれの技術や役割を持ち寄り、協力して成果を形にすることを表します|数字:3|占星術:火星・山羊座。
  • ペンタクルの4:手にしているものを守ろうとする気持ちや、安定への強いこだわりを表します|数字:4|占星術:太陽・山羊座。
  • ペンタクルの5:経済面や生活面での苦しさ、孤立感、助けを必要とする状況を表します|数字:5|占星術:水星・牡牛座。
  • ペンタクルの6:与える側と受け取る側の関係や、援助と分配のバランスを表します|数字:6|占星術:月・牡牛座。
  • ペンタクルの7:これまでの成果を確かめながら、時間をかけて成長を待つことを表します|数字:7|占星術:土星・牡牛座。
  • ペンタクルの8:技術や知識を身につけるために、地道な作業と練習を積み重ねることを表します|数字:8|占星術:太陽・乙女座。
  • ペンタクルの9:自分の努力によって安定や豊かさを築き、落ち着いた時間を楽しむことを表します|数字:9|占星術:金星・乙女座。
  • ペンタクルの10:財産や生活基盤が受け継がれ、家族や長期的な安定につながることを表します|数字:10|占星術:水星・乙女座。
  • ペンタクルのペイジ:現実的な目標に関心を持ち、学習や仕事へ真面目に取り組み始めることを表します|人物札:ペイジ|元素:地の中の地。
  • ペンタクルのナイト:急がず着実に行動し、決めた役割や責任を最後まで果たすことを表します|人物札:ナイト|元素:風の中の地。
  • ペンタクルのクイーン:生活を整え、現実的な方法で自分や周囲の人を支えることを表します|人物札:クイーン|元素:水の中の地。
  • ペンタクルのキング:仕事や財産を安定して管理し、積み重ねた成果を守り育てることを表します|人物札:キング|元素:火の中の地。

小アルカナの数字が表す流れ

小アルカナの数札は、四つのスートすべてにエースから10までの数字があります。

スートが異なっていても、同じ数字のカードには共通する段階や動きが見られます。

  • 1は、新しい始まりや可能性が生まれる段階です。
  • 2は、二つのものが向き合い、選択や調整が必要になる段階です。
  • 3は、生まれたものが外へ広がり、発展していく段階です。
  • 4は、形が整い、安定や停滞が生まれる段階です。
  • 5は、変化や衝突が起こり、これまでの状態が揺さぶられる段階です。
  • 6は、乱れた状態を調整し、調和や回復へ向かう段階です。
  • 7は、状況を見直し、試行錯誤しながら次の方向を探る段階です。
  • 8は、力が具体的に動き、行動や進展につながる段階です。
  • 9は、一つの流れが完成に近づき、これまでの成果や負担が表れる段階です。
  • 10は、物事が一つの到達点を迎え、次の流れへ移る段階です。

同じ数字であっても、ワンドでは行動、カップでは感情、ソードでは思考、ペンタクルでは現実的な事柄として表れます。

数字の意味だけでカードを決めつけるのではなく、スートや絵柄と組み合わせて読むことが大切です。

小アルカナと占星術の対応

小アルカナの数札のうち、2から10までの36枚は、十二のサインをそれぞれ三つに分けた区分と天体に対応しています。

この区分はデーカンと呼ばれ、一つのサインに同じスートのカードが3枚ずつ割り当てられています。

たとえば、牡羊座にはワンドの2、3、4が対応し、それぞれ火星、太陽、金星が割り当てられています。

エースは特定のサインや天体ではなく、それぞれのスートが持つ元素そのものを表すものとして扱われます。

コートカードには、スートの元素と、ペイジ、ナイト、クイーン、キングが持つ元素を組み合わせる見方があります。

この記事では、ペイジを地、ナイトを風、クイーンを水、キングを火として表記していますが、コートカードの元素対応は採用する体系によって異なる場合があります。

正位置と逆位置では意味が変わるのか

この記事で紹介したのは、正位置における基本的な意味です。

カードが上下逆向きに出た状態を逆位置と呼び、正位置とは異なる意味として読む方法があります。

逆位置を、正位置の意味が弱まる、過剰になる、滞る、内側へ向かうといった状態として読むこともあります。

一方で、カードの上下を分けず、正位置だけで読む占い師もいます。

逆位置を採用するかどうかや、その意味の取り方は、学んだ体系や占い師の考え方によって異なります。

カードの意味は一つに決まっていない

小アルカナには基本的な意味がありますが、一覧に書かれた一文だけで実際の読み方が決まるわけではありません。

同じカードでも、仕事について尋ねた場合と、恋愛や人間関係について尋ねた場合では、取り上げる意味が変わります。

カードが置かれた位置や、一緒に出たカードとの関係、絵柄から受け取る印象によっても読み方は変化します。

占星術や数字との対応も、カードを理解するための手がかりの一つであり、必ずすべてを読みへ取り入れなければならないものではありません。

小アルカナは日常の細かな動きを表すカード

小アルカナ56枚は、四つのスートと数字、人物札を通して、日常の中で起こるさまざまな出来事や心の動きを表します。

ワンド、カップ、ソード、ペンタクルの違いを知ると、同じ数字でも何について語っているカードなのかを捉えやすくなります。

カードの意味を覚えるだけでなく、絵柄や質問、ほかのカードとのつながりも見ながら、一つの流れとして読むことがタロットの特徴です。

気になるカードがあれば、まずは絵柄をゆっくり眺めながら、自分にはどのように見えるのかを楽しんでみてくださいね。

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